2011年10月28日金曜日

マイクロック1号

腕時計の合間に作った卓上クロック
サイズは直径約3.5cmという大きめの腕時計ほど

実は東急ハンズにバンドの素材を物色に行った際に
「真鍮」の文字に魅かれて購入したモノを流用している
それは「手すり棒の端を固定する留め具」だ

固定用の穴3つのうち2つに棒線を通し
残る1つにネジを入れて溶接してある

レンズはフラットではめ込み
そこから見える範囲で
真鍮の文字盤に棒線を
グルグルとぐろ巻きにして
接着ではなく溶接してある
そこに黒と白の点を手描きで加えた

側からスタンド部分は棒線をまわしてねじって
変形クローバー型に曲げただけ
だから角度の調節はかなり自由に行なえる

通称「ぐるぐる」あるいは「イナバウアー」(懐かし!)
ちょっと極端だけど右写真まで曲げても
ちゃんと立っているのだ

真鍮だけでできている卓上クロックである


2011年8月7日日曜日

マイウォッチ13号


現時点での最新作
平行に並べたデュアル・ウォッチである

それぞれに直径や約2cm
文字盤デザインも針の色も揃えて
双子のような作りになっている

たぶんバンドに沿った
縦位置のデュアル・ウォッチはあるけど
横に並ぶものって珍しいんじゃないだろうか

ボディは2つの時計が接している部分の溶接と
バンド用のアームでつながっているので
かなり強固である

実はこれ
自閉症という障害を持っているわが息子用に“開発”したのだ
右側が何かを始めたり終えたりする目標の時間表示用
その場合はリューズを引いて設定時間に針を合わせる

左は通常の時計なので
視覚的に針の位置が同じになったら
自力で次の行動にうつるという
言わば「時間管理訓練用具」なのである
だから比較しやすいように横に並べてみたのだ

結果は上々
タイマーではなく時計を見て
自分の行動の切り替えができるようになることを目指す
あらかじめ決められた時程表ではなく
臨機応変にその場その場で目標時間を設定できるところがミソ

でもあまりにカワイイので
子どもの時計にするのは止めて
子どもに「貸し出す」ことにしたくらい
自分でもかなりお気に入りの時計である

海外に知人がいたりしなくても良いのだ
二つの時計が歩調を合わせるように
同じ時間を刻んでいるだけで
見ていて楽しくなってしまう時計である
もちろん秒針を合わせれば完璧である

  

2011年8月4日木曜日

マイウォッチ12号


この12号は教室でも評判の良かった9号八角時計に
商品レベルを目指して再挑戦したものである
今回はちゃんとTKOマークも入れてある

でもボディは同じだが
バンド部分で9号とは
ちょっとデザインを変えてある
  
まずバンドの色が違う
これは自分で染色液を使って
着色したものではなく
市販の着色済みの革を使っている
  
格安で手に入るいわゆる“端切れ”の中で
革がしっかりしていて使えそうなものを購入し
さらにキズのないきれいな部分を選んで使ったのだ
このため着色にムラがなくきれいで
カーキ色という珍しい色を使うことができた
  
さらにボディ両脇にベルトを取り付けるのではなく
ボディ下に一本ベルトを通すタイプにした
  
肌に接する部分が
真鍮ボディではなく革になるので
感触がソフトになるのと
革の厚みの分
ボディが浮き上がって
文字盤の印象が強くなる

この作りの違いは好みなので
改良というわけではない
異なった方法やデザインに挑戦してみたかっただけだ
 
そしてどちらも個性的な面白いものになったと思う

それにしても八角形は難しいなぁ
でも出来上がると超カワイイのである

 

2011年7月29日金曜日

マイウォッチ11号


完全自力&自宅環境で
再びスクエアな時計に挑戦することを目的とした時計

教室で何枚もアクリル板の成形に失敗したレンズ作りを
自宅でどこまでできるかが一つのポイントであった

もう一つはシンプルで美しい時計を作った反動か
ちょっとメタリックでパワフルなものを作ってみたかった

でも試行錯誤を繰り返し
やっとカタチにすることができた苦労の一本である
ボディのガワは1mm厚の真鍮版を2枚重ねてある
最初普通に重ねてみたがどうも面白みがない
そこでズラして重ねて段々を作ってみた

さらにそこに切り込みを入れて
ギザギザでゴテゴテごちゃごちゃした感じを加えた
ちょっと野性味が加わった感じかな

結果的にボディに厚みができたので
フラットレンズがいいんじゃないかと思ったのだが
さらにゴテゴテ感を加えてみたくなった
そこでやはりカーブレンズに挑戦することにした

どのレベルで良しとするかなんだけど
かなり3号に近いところまでいけた気がする
でもやっぱり
講師の人のOKが出るまで頑張った3号には
ちょっと及ばなかったか…

ボディは何回も
溶剤によるアンティーク処理と
金属ブラシでの磨きを繰り返した結果
荒々しさが増したように思う

文字盤は腐食金属のCGを印刷したものだが
周囲の網目部分だけ印刷用紙を切り抜いて重ねているので
若干実際に立体化してある
  
さらに今回初めてループも革でなく真鍮で作った
それに合わせるように
逆側のベルトに真鍮の帯を巻いてアクセントとし
ボディのイメージを革にまで広げることにした

パワフルな力があふれる時計
少しはそうした時計になっただろうか
その第一歩には十分なったんじゃなかろうか

またまたタイプの違うものになったかな
ゴッツイけれど力がもらえるような時計である
  
 

2011年7月27日水曜日

マイウォッチ10号


女性でも着けられる
ユニセックスな細身の時計を作りたいと思った

ブルーのエナメル風な針が
オシャレで気に入っていたので
それが生きるデザインで
ブルーを基調としたものにした

ボディは直径約2.0cmの小ささ
ただ下半分を二重にしているので
見た目の安定感が増したように思う

文字盤はいつものようにCG
これは水飲み場を真上から見た図に
時間表示用のドットを重ねて作った

バンド幅は約1.0cm
このためバンド調整用の穴は
ハトメは使わずただ穴をあけただけである

小さい時計でカーブレンズというのも
挑戦したことの一つだ
小さいとカーブも急になるので
周りの光を反射し易く
キラキラと輝くこともわかった

ただこうした小さなラウンドタイプは
大きいものに比べ裏蓋が難しい
よりキッチリ作らないと
ハマらないか逆に外れ易くなってしまう
 
実はそんなこともあって裏蓋は2つ作った
作っているうちに裏蓋だけの問題ではなくて
ボディ(ガワ)がきちんと成形されていないことがわかった
手作りなので円自体も多少ゆがんでしまうわけだが
レンズ側に比べ裏蓋側の直径が若干広かったみたいなのだ
つまり横から見ると台形っぽい感じである
だから裏蓋が外れ易かったのだ

ボディをやっとこでちょっと成形しなおしたら
かなり裏蓋問題は改善された
作りながらわかっていくことって多いのである

これまた超お気に入りな一本となった


2011年7月23日土曜日

マイウォッチ9号


シンプルでありながら
手作りの良さをきちんと感じさせる時計を考えているうちに
思いついたのがこの八角時計であった

イメージは古き良き時代の柱時計
もちろん振り子はないんだけど
全体にそんな雰囲気が漂うといいなぁと思って挑戦してみた

ポイントは何と言っても八角形というボディの形状である
これはもう完全人力で曲げた
1mm厚の真鍮版を0.8cm×約8.5cmで切り取り
およそ1辺が1cmになるように曲げていった
余った部分は最後にカットした
  
だからかなり頑張って成形してはみたものの
正八角形にはなっていないし
角の曲げが甘いところもある
でもまさに手作りっていう感じの
独特な時計となったと思う

ボディの幅が約2.5cm
アクリルの平面レンズをはめ込んでいるが
縁を少し残したいので
ほんの少しガワの内側に落とし込んでいる
このためムーブメント入らないんじゃないかって
心配したが何とか収まった
やっぱり“柱時計”は
カーブレンズじゃなくてフラットレンズが似合う

文字盤は実は金属系の材質を使ったCGに
ローマ数字を重ねている
これがなぜかちょっと汚れた
アンティークな雰囲気を作り出してくれた

当然既製品のレンズや裏蓋は使えない
アクリル板や真鍮板を切り抜いた
まさに一からの手作りである
インナーリングも棒線を八角形にしてはめ込んだ

小振りだけど個性的なボディが引き立つ ように
ベルト幅は細めで約1.5cm
色はアンティークにふさわしい「鼠」色
ループだけワンポイントで「チョコレート」色
  
これかなりのお気に入りである
この後「製品版」を作ることになる
  
  

2011年7月17日日曜日

マイウォッチ8号


直径3.3cmのボディのラウンドタイプで
初めてフラットレンズに挑戦した一本

カーブレンズに比べそのままだと
文字盤とレンズが密着してしまうので
棒線を挟んで空間を確保してある
“インナーリング”と呼ばれるものだ
これも手作りした

文字盤は例のごとくCG
実は宇宙船を上部から見た図に
白いローマ数字を重ねている

エナメル風な青い針は
視認性ではあまり適当とは言えないんだけど
全体の雰囲気にはマッチした不思議な組み合わせだ
少しでも文字盤に埋もれて見づらくならないように
針高を高くして文字盤から距離を取っている

フラットレンズはとにかく根気
ボディの円形にきれいにはまるように
アクリル板の周囲を
少しずつ削っていくのだが
家にはリューターがないので
ヤスリの上でゴシゴシ動かして削る

バンドは文字盤に合わせてダークブルー
偶然にもほぼ同色になったのがよかったなぁ